ハゲ天

夜をおいしくする、豆ちしき

「ハゲは何も隠せぬ正直者!」

初代店主が自分の薄い頭を屋号にした老舗天ぷら店「銀座ハゲ天」。
40年ほど前、お店が無作為に抽出した都内の成人男性1000人に「ハゲ天を ご存じですか」と尋ねたところ、40.6%が“知っている”と答えたのだとか。
それだけ覚えられやすい屋号なのでしょう。
ちなみに。血は争えないもので2、3代目の当主も頭髪が極めて薄く、 看板に偽りはないということでした。

家庭で天ぷらを揚げるときは粘りが少ない薄力粉がオススメ。
薄力粉100gに対して、ベーキングパウダーもしくは重曹を小さじ1杯弱 加えると油に入れたとき炭酸ガスが出て余分な水分が蒸発してカラリと揚がります。

職人技が熱い!
吟味された四季の食材を、
揚げたて天ぷらでいただく。

のれんをくぐると、そこには天ぷらを揚げる職人さんの姿が。
ガラスの向こう、鮮やかな手つきでネタを油に泳がせる姿に思わず見入ってしまいました。
“おおっ!天ぷらLIVEだ!”
うれしくって、ついガラスに張りついてしまい、大変失礼しました。
聞こえてくるピチピチという油の小気味よい音、ゴマ油の芳ばしい香り。
それだけで食欲がそそられます。

店長の斎藤公平さんは、この道22年。
頑固そうな雰囲気で取材が始まるまでは緊張しましたが、天ぷらについて語り始めると、瞳がキラキラ輝いて“天ぷら命”オーラが!
「こだわりのブレンド油でひとつひとつ丁寧に揚げています。油の温度は168℃から175℃の間。低すぎるとしんなりしてしまうし、高すぎるとカラカラになってしまうんです」
修業時代は休む暇を惜しんで揚げる練習をした斎藤さん。
どのネタも衣を均一にまとい、サクッとした歯ざわりのあとに食材の旨味が広がっていきます。油も新鮮なのでいくらでも食べられそう。

天ぷらといえばネタが全部一緒に運ばれてくるお店もありますが、 「銀座ハゲ天」は揚げたてをひとつずつ運んできてくださるんですね。
一品食べ終えると、絶妙なタイミングで次のネタが運ばれてきます。
これもお客様に揚げたてを召しあがっていただきたい、というお店のこだわり。
職人さんが目の前で揚げてくれるお座敷天ぷらを彷彿とさせます。

「こればかり出たら大赤字」と店長さんが思わずこぼした、 「レディースコース」ですが男性も注文OKだそうです。
カップルで、お友達同士で、天ぷら夜ご飯。
たまには日本酒など飲みながらゆっくり楽しんでみてはいかがでしょう?

  • 元々「たから」の名前で昭和3年に創業し、初代の愛称からいつのまにか「ハゲ天」と名乗るようになり約80年。旬の素材を、店内中央の揚げ場で調理するオリジナル天ぷらが自慢です。素材の味わいを熱々の衣に包んだ、揚げたての美味しさをお楽しみください。

ハゲ天

天ぷら
ミロード1 6F
TEL. 046-230-3248
営業時間:11:00~22:00 (LO/21:30)

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