杵屋

夜をおいしくする、豆ちしき

諸説ありますが、うどんのルーツは奈良時代に中国から伝来したお菓子の一種である 餛飩(こんとん)だといわれています。
餛飩は小麦粉を加工してつくられたあん入りの団子でしたが、これを温かい汁に 入れて食べるようになり温飩(おんとん)と呼ばれるように。
やがてあん入り団子が麺になり、呼び方が訛ってうどん、になったそうです。

定番メニューにきつねうどんがありますが、名前の由来はきつねの好物が油揚げ だからというのが有力説。
ちなみにたぬきうどんは揚げ玉がのっています。 タネを抜いて揚げた天ぷら=タネ抜き、が訛ってたぬき。 人を化かさないきつねとたぬき、どちらも人気です。

手打ちならではの、なめらかでコシのある味わい。
手間ひまかけた一杯をどうぞ。

麺好きの間で必ず話題になるのが“うどん派”か“蕎麦派”か。
「もちっとした歯ごたえとつるつるの食感、なんといってもうどん!」
「麺をたぐるあの快感!私は蕎麦好き」
どちらも日本の伝統食ですから、私は両方大好きです。
しかも“手打ち”が最高!
最近ではなかなか見られなくなりましたが、絶品手打ちうどんといえば「杵屋」。

取材にお伺いすると天笠店長が実演の真っ最中でした。
一晩寝かせた生地が打ち台にのせられ、麺棒でのばされていきます。
簡単そうで難しいんですよ、これが。 一度旅先で体験してみたのですが、生地が破れたり切った麺の太さがバラバラだったり。 ゆであがったら稲庭うどんときしめんがどんぶりの中で一体化しているようでした。

さすが職人技!生地はまるで一枚の布のよう。
丁寧にたたまれ、均一の太さに切りそろえられた麺がバットに並べられていきます。
「ほぉ~」としか言葉が出てきません。
きっと口を開けて見学していたことでしょう。

人気メニューは「五目うどん」。 うどんにトッピングされた海老天に温泉玉子、きつね揚げにかまぼこ。
さすが手打ち、麺にしっかり角が立っており切り口はキレイな長方形です。
揚げたての海老天からいくか、麺からいくか。
悩ましいところですが、ここはやはり麺から。
弾力のあるもっちりとした歯ごたえ。
世界にいろいろな麺類がありますが、この食感はうどんの独壇場でしょう。

手打ちの様子を間近で見たあとの一杯は、また格別なものでした。
あぁ、グルメライターやっててよかった!
“うどん派”の皆さんも、“蕎麦派”の人も「杵屋」の手打ちうどんを じっくり味わってみませんか?

  • 実演手打ちうどん《杵屋》の名の通り、お店で毎日小麦粉から手打ちで作る麺は、ツルツルの喉ごしと、シコシコの歯ごたえが特長。ホカホカに炊きあげたかやくごはんやカツ丼などのご飯物と、自慢のうどんを組み合わせたおトクな定食メニューがおすすめです。

杵屋

手打ちうどん
ミロード1 6F
TEL. 046-230-3251
営業時間:11:00~22:00 (LO/21:30)

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